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2024年後期の級別審査期間は4月30日までで、来期の級別が上がるか、下がるか選手にとって正念場となる。そこで三重支部選手の3月17日までの今期勝率を調査し、“勝負駆けレーサー”をピックアップして紹介しよう!

★級別基準★
A1級…2連率30%、3連率40%、出走回数90回以上、事故率0.70以下で勝率上位20%
A2級…2連率30%、3連率40%、出走回数70回以上、事故率0.70以下でA1級を除く勝率上位20%
B1級…勝率2.00以上、出走回数50回以上、事故率0.70以下でA1級・A2級を除く勝率上位50%
B2級…上記以外の選手

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【A1級昇級濃厚&勝負駆けレーサー】
 
 2024年前期・級別審査でのA1級のボーダー勝率が6.17だったのを踏まえ、A1級への復帰が濃厚なのは、桐本康臣(6.57)、東本勝利(6.42)、松尾充(6.37)の3名。桐本は1期でのA1復帰、松尾は6期ぶり、東本は3期ぶりの返り咲きとなる。
 4月が勝負駆けとなるのは、荒川健太。4期ぶりのA1級昇級をこの4月に決めることができるか。4月の出走予定は蒲郡一般(3日間)、若松一般(6日間)、宮島(5日間)、津(1日間)が対象になる。若松では9優出V3で地元津での優勝回数(5回)に次ぐ2番目の成績。前回も優出(5着)と好相性だ。宮島でも7優出V1で前回優出(6着)しており、この2場は勝率を稼ぐには最適な水面と言える。
 浜野孝志、星野太郎は3月17日時点で5.90台で昇級するにはかなりの好成績を残さないといけない状況だ。星野は常滑(4日間)、若松(6日間)、多摩川(5日間)、津(1日間)が4月の出場予定。いずれの場でも優勝歴があり勝率も6点台以上ある水面ばかりだ。7期ぶりのA1級返り咲きへ勝率の上積みのため奮闘を期待したい。

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【A1級キープに赤信号レーサー】

 90日のフライング休みが出走回数に影響しているのが高田ひかる。今期序盤にF休みを消化、その後多摩川ヴィーナスシリーズで予選3勝で準優勝戦に進出するなど復調傾向に思われたが、2月びわこ、3月津で立て続けにフライング。そのため事故率が3月17日現在0.73とB1級以上になる条件を上回っており、今後のレース次第ではB2級になる可能性も。4月は児島周年に出走予定で、F2の中A1級キープには非常に厳しい戦いが強いられる状況だ。
 松尾拓も高田と同様に今期の序盤はF休みで1ヵ月を棒に振っている。勝率5.89とA2級降級が濃厚な状況だ。前期が7点台勝率自己ベストだっただけに、早々の復活を期待したい。
 黒崎竜也は勝率5.84と4期続いたA1級から降格危機となっている。今期は優出1回、1コースからの1着率も低下しており決定力に欠けている。4月鳴門マスターズチャンピオンにも出場する実力者だけに立て直しを図りたい。

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【A級復帰濃厚レーサー】

 今期B1級の塩崎桐加はF休み消化前の11月に徳山、三国のヴィーナスシリーズ、3月津でも優出とリズムは良い。勝率はA1級基準には達しているが出走回数90回の達成が難しそう。A2級基準の70走をクリアできるかでA級復帰が決まってくる。
 南佑典は2期連続B1級だが勝率は5点台中盤を推移しており、もう一歩でA級という状態が続いていた。今期は5.78と1つハードルを越え、3期ぶりのA級返り咲きを確実なものとしたい。
 石塚裕介はここ数年暖かい時期に5点台の勝率を上げ、寒い時期に4点台後半に下るを繰り返していたが、今期は5.62とこの法則を脱却する成績を上げ、9期ぶりのA級復活となりそう。4月はF休み期間に入るため、4月3日までの戸田6日間レースが今期最終レースとなる。
 ここ最近のA2級ボーダー勝率は5.40前後となっており、畑竜生は勝率5.52でまさに4月が勝負駆け。4月は江戸川一般の6日間レースに出走予定。2019年12月に優出歴があり、前回は節間4勝して予選を突破している。4期ぶりのA級へ気合のレースで壁をぶち破るか。