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デビュー戦(BR津11/11~16 津PR第4戦津王者決定戦)を振り返って
レース以外のピットでの仕事が思いのほか多くて、覚えるのが大変でした。なので、そっちに気を取られちゃって自分のレースに集中し切れなかったというのが正直な感想です。
デビュー節の自己評価は100満点中5点ですね。スタートがダメでした。次節はボートレース戸田のあっせんが決まっていますので、スタートに集中したいと思います。あと自分の時間をどう作るかというのも課題ですね。このあたりは経験を積んでいって習得したいと思います。
デビュー戦では、同じレースを走っている他の選手も一つでも上の着順にという気迫を感じました。自分はそこに全然ついて行けなかったです。そういう環境で勝たないといけない厳しさを味わいましたね。
【デビュー戦着順成績】666666665
ボートレーサーを目指した経緯
高校3年の時、進路に迷っていたんです。野球が好きだったので、プロ野球選手になるのが夢だったんですが体格や技術面で限界があったので、諦めて違う道を探していました。そこでスポーツトレーナーの専門学校に行こうと決めたのですが、やっぱり何か違うなと。プレーヤーを支える側でなくプレーヤーになりたいと思っていた時にボートレーレーサーという職業を知って挑戦したいと思いました。でもボートレーサー養成所の入学倍率は高いじゃないですか。合格に数年かかる、もしくは合格できない可能性もあったので、専門学校に通いながら受験しましたね。そしたら1回目の受験で合格しました(笑)。受験に向けては、筋トレなど頑張りました。専門学校の勉強よりも力を入れていましたよ。
自分がボートレーサーになりたいと言ったら母には最初反対されましたが、合格したら頑張ってきなさいという風に変わっていましたね。
ボートレーサー養成所での生活
ボートレーサー養成所は充実した毎日でした。今までの生活とは全く違う環境の中で1年間過ごして、そんな中、同期の訓練生たちと切磋琢磨して試験を乗り越えて達成感を感じたり、挫折を味わったり。スマホなどは持ち込めなかったですが、なくても問題ないくらい忙しい日々を過ごしていましたよ。
その中でも辛かったのは、脱落してしまうかもというプレッシャーですね。50人近く入学して半分くらいしか卒業できないですから。絶対誰かが落ちてしまう試験もありますからね。自分も試験で26番目くらいになって危ない時がありました。これはやばいと思って次の試験では9位まで上がることができ、安心しました。
肉体的には訓練初期のボート運搬がきつかった。自分は背が高い方なのでボートの後ろ側を担ぐのですが、エンジンも付いているので重いし、エンジンの下の部分が肩に食い込むんで痛かったです。
嬉しかったことは、リーグ戦の予選で勝率8.00を取って1位になったことです。そのシリーズは優出できて、自分の力が発揮できたことが嬉しかったですね。
卒業レースでは、初めて親が自分のレースを見てくれるので、成長した姿を見て欲しいなと思っていました。前日からソワソワしていましたが、自分のレースを見て感動させたいという気持ちでレースをしましたね。
次節までの過ごし方
デビュー節が終わって次節は12月13日からのボートレース戸田に出場予定なんですが、その間津の開催がないので、練習ができない状態です。他のレース場で練習させていただけるそうなんですが、そこの支部の選手も練習するので、乗艇できる時間が確保できるか微妙だそうです。先輩方と相談しています。
養成所を卒業してからは「踏み込んだ旋回」っていうのを課題にして練習に取り組んでいます。ターンマークを奥まで踏み込んで旋回できれば視野が広がるので、どこに行けば良いかっていうのが見えやすくなるんで。そういう旋回を常にできるようにしたいなと思っています。
理想は捲って勝つレーススタイル
自分の目指す理想のレーススタイルは高田ひかる選手のような捲っていくスタイルです。スピードをつけて豪快に捲っていく選手になりたいですね。自分のお手本となる選手が同じ支部にいらっしゃるのは、とても心強いです。
三重支部の若手選手のグループ「津ッ輝ー隊(ツッキーたい)」で先輩方に教えていただきながら成長していきたいです。
将来の目標は、ヤングダービーに出場することですね。30歳までチャンスはありますが、今から出場に向けて挑戦していきます。目先の目標は3年でA級に昇級することです。
見てくださるボートレースファンの皆様に感動してもらえたり、熱くなれるような迫力のあるレースができるよう努力していきますので、応援よろしくお願いいたします。