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年間V9した2024年を振り返る
昨年優勝を9回しましたけど、たまたまでしょうね。流れが良かったんだと思います。2023年は5回優勝して全部逃げでした。昨年も1号艇で優出したときは優勝を取りこぼさなかった。さらに1号艇以外で優出した時にも勝てたのが大きいですね。
菅(菅章哉選手)さんと同率1位なのは、まあ、せっかくなら単独1位が良かったですね(笑)。(優勝を)取りこぼしたなというレースが2回くらいあったんで、そこを取りきれていたら良かったですね。
昨年で印象に残っているのは地元・津でのGⅡ全国ボートレース甲子園ですかね。三重県代表として選出してもらって、優勝戦に乗れたのは、達成感もありましたね。優勝できなかったのはめっちゃ悔しかったんですけどね、役割は果たせてホッとしたのもあって、いろんな感情がありましたね。

選手生活10年が経過
早いですね。もう10年経ちましたか。あんまり振り返るタイプじゃないけど感慨深いかな。
デビューして3年くらいの時のことはよく覚えていますね。毎日練習に来ていましたよ。デビュー当時は車の免許を持っていなかったので、自転車で通っていました(笑)。よっぽどのことがない限り、休みなく練習していましたよ。当時は松尾兄弟(松尾充選手・松尾拓選手)が率先して引っ張ってくれていました。みんな向上心がすごくあったから互いにライバル心もあったし、結構バチバチしてましたよ。僕は(松尾)拓さんに早く追いつきたかったし、勝ちたい気持ちが強かった。分かりやすくそこに情熱を持ってやっていました。そういう良い環境の中で練習させてもらえたから今があると思っています。

2025年の目標
やっぱり記念タイトルを獲りたいですよね。一般戦を9回優勝しても、1回の記念タイトルには及ばないですよ。それくらい価値のあるものだと思っています。
同期の関ちゃん(関浩哉選手)とか、仲谷(仲谷颯仁選手)はタイトルを獲っていますから。
周年とかはあっせんされて出場できるものなんで、せっかくもらえたチャンスを活かして優勝したいですね。
4月は津の周年もありますから、やっぱり優勝したいですよね。2月の(東海)地区選は中止とか色々あったとはいえ、井口さん(井口佳典選手)が最後に優勝して締めたんで。ああいうことをしないと次のステージには行けないというかね。選手として、ビシッと記念を優勝して株を上げたいなと思いますから、気合は入りますよ。
(3月末には2度目のSGクラシック<若松>に出場)若松はあまり走ってないレース場なんですけど、悪いイメージはないですね。2023年に記念を走らせてもらっていて、ギリ予選突破できなかったと思うんですけどね。他では優出したのかな。ナイター場とかは全く問題はないですね。

ボートレーサーとしてのこだわり
自分が頑張るだけ賞金が入る職業なので向上心を持って、結果を出さないといけないです。だから1走も無駄にしたくない。無駄にする意味が分からないですね。お客さんからお金を賭けてもっている立場だし、そこは絶対に妥協はしない。自分を甘やかすことはしたくないです。
命をかけてレースするのはみんな一緒。それだったら、稼いだほうが良い。一般戦だろうが、記念だろうが出場選手の中で1番稼ごうという気持ちでやっています。

豊田健士郎の好不調の見極めポイント
最近だったら、勝ち出したら流れに乗ってそのまま勝ち続けるんです。初日から3日目ぐらいで3連対ほぼ外していないときは多分そのまま勝てていますね。
逆に着にばらつきがある時、⑥⑥⑤④②とかだったら、モーターやプロペラ調整とかに迷いがある時です。スタートもバラついていなければリズムに乗れているので、自分でも指標にしています。あと、1マークを2着で抜けて3着に落ちていたりしたら調子悪いので、そういうところを見て判断してもらえれば良いと思います。
今の課題
ターンのパンチ力が課題かなと。同体から1着を獲れるようなパンチ力ですね。新田さん(新田雄史選手)のターンのキレって三重では断トツだと思うんです。今の僕とは天と地のほど差がある。ああゆうターンに憧れますが、人によって体形から何から違うので、自分なりのターンのキレを追求していきたい。その先に、それこそ記念のタイトルが獲れたりするんだろうなと思っています。

ボートレーサーとしての夢
地元で結果を残したいです。地元への思い入れはやっぱり強いので、地元のGⅠを獲るのが夢ですね。
あと、昔からずっと思っているのは、「豊田健士郎」と聞いて、強いレーサーだというイメージをお客さんに持ってもらいたいということですね。イメージで良いんです。でもその強いっていうイメージを持ってもらうのってかなりハードルが高いですよね。難しいことです。1回記念優勝したくらいではそんなイメージ着かないですから。強さを継続させないといけない。なので、常に強いと思ってもらえる選手になりたいですね。